Non-Inverting Life

どどんぱ(@ttd22q)のコースターブログです。

Twisted Timbers - Kings Dominion

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●概要

2015年にクローズした木製コースターHurlerをI-Box化する形で2018年に誕生したハイブリッドコースター。RMC製品としてはSteel VengeanceやTwisted Cycloneと同期で、規模としては中くらい。しかし、世界中のマニアの評価を集計してランキング化するサイトであるCaptain Coasterでベンジェンスに次いで世界2位を獲得するなど、その規模からは計り知れないポテンシャルを秘めている…。

 

●評価

  • 浮遊感  ★★★★★
  • 爽快感  ★★★★★
  • スリル  ★★★☆☆
  • 乗り心地 ★★★★★

 

 

●基本情報

Roller Coaster DataBase参照↓

Twisted Timbers - Kings Dominion (Doswell, Virginia, United States)

 

公式POVはこちら↓

https://youtu.be/DOF_cYeb5lM

 

●レポート

パークの大通りの突き当たりにあるエリアの、更に奥地にあるツイステッドティンバー。入園ゲートから寄り道せず歩いても10分はかかります。Hurlerだった頃にわざわざここまで足を運んだ入園客なんて居たのでしょうか…?



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このコースターの特徴を端的に表した偏型樹オブジェ。


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この立派な門の右脇がエントランスになります。くぐれないんかい。

 


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キューラインの造形物も素敵ですが、それよりも間近で見られるI-Boxトラックの曲線美に目移りしてしまうので存在感が薄いです…。

 


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駅舎に着くと金属探知機に通され、そこでピーッと鳴ったら赤色の札、鳴らなかったら緑色の札を渡されます。それを持って再び並び、いざ座席に着くと、特に色ごとに何かあるわけでもなく回収されます。探知した意味…。

 

 


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車両がとにかくカッコ良すぎ!ド派手な先頭車両ですが、ライトニングロッドとは違い車軸が独立しているため、乗り味に影響を及ぼすことはありません(多分)。座席は白鯨等と同じタイプ。足元に小物入れが付いているのが特徴といえば特徴。

 

 


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20分ほど待っていよいよ乗車。駅舎を出発後、特に何事もなく右ターンして巻き上げへ。一部のウネウネしてるRMCコースターが異常なだけで、本来これが普通なんです。

 

 


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RMCの巻き上げは相変わらずうるさめです。速度もそれほど速くなく、景色を楽しみながらゆっくり上っていきます。

 

 

 


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頂上に着くと、1回小さく下って1stドロップに向けた助走をつけていきます。白鯨やWildfire等助走のある他のRMCコースターは、ドロップの前に小さいコブが付いていて一度減速するのですが、ここではその勢いのまま1stドロップであるバレルロールダウンドロップへ…!

 


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このバレルロールダウンドロップ、最後尾だととにかく面白いんです!ちょうど最後尾が引きずり込まれて加速する位置にロールがあるため、ギュインと、まるでスターフォックス64のローリングみたいに高速で回ります。そのうえ、途中で逆さになることで実際の角度以上の急落下感が襲います。これは間違いなく私が体験したことのあるファーストドロップの中で一番面白いです!

 

 

 


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そんな最高体験を終え、極小キャメ→オーバーバンクカーブ→極小キャメ という流れへ。前後のコブは程よく浮き、カーブはスピーディに通過します。(豆知識:極小キャメルはどれも思ったより地味な浮き方をする)

 

 

 

 


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続いて大キャメルバック。ここで待ち受けていたのは、きれいな0Gが長時間続くエアタイム……ではなく、とにかく長く続く強いマイナスGでした。ここでテンションが一気に急上昇!同時に、手前の木組みで隠れていたその後のコースが顕になり、「コイツは只者じゃないぞ…」と嫌でも思わされることになります…。

 

 


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その後はひたすらに浮き&振り回す動きの連続!特に画像2枚目の左右に振りながら爆浮きするパートでは笑いが止まりませんでした。途中のゼロGロールは白鯨のそれに近いサイズ感ですが、その前後が激しすぎて最早休憩パートになってしまいます。そして、最後の折り返しの動きが特に印象深かったです。2回クイックイッとバンクする動きなのですが、めちゃくちゃ強引に横に吹っ飛ばされる!似たような動きはフライトオブフィアーの最後のスクリュー前なんかにもありましたが、横Gのレベルが段違い。このコースターの魅力は浮きだけではない、ということを思い知らされました。

 


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最後は畳み掛けるような連続極小キャメルからのホップでブレーキ。なぜか先頭も最後尾も浮きます。なんで最後尾も浮くの??

 

 

●総評

最高に面白いファーストドロップ、 強く長く止め処なく浮く連続キャメルバック、合間に覗かせるアクセント的な動き、そして一切の揺れを感じない完璧な乗り心地、どれを取っても世界最高のコースターだといえます!白鯨の3分の2ほどしかない全長ですが、休憩パートといえる部分がないためか、乗り終わった後には白鯨以上の満足感がありました。

浮きの強さ、スピード感、思い入れがティンバーに勝るライトニングロッドとどっちが自分の中で1番かずっと迷っていましたが、最後尾のファーストドロップ、コースの密度・完成度の高さ、コースターとしての面白さが最後の決め手となりました。このツイステッドティンバーが私のベストコースターです!!さあ皆さん、ぜひ一度キングスドミニオンで世界最高のコースター体験を!