Non-Inverting Life

どどんぱ(@ttd22q)のコースターブログです。

Fury 325 - Carowinds

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●概要

2019年現在、巻き上げ式では世界一の高さを誇るコースターであるフューリー325は、2015年に世界で5番目のギガコースター(巻き上げ高さが300ft≒90mを超えるコースターの総称)として誕生。以来、コースターに関するありとあらゆる賞を総なめにしている究極のコースターである。

それまでのB&M製品のイメージを払拭するかのような、1stドロップ後にほとんど高度を上げずただひたすら旋回を繰り返す攻めに攻めたレイアウトが特徴。

 

 

●評価

  • 浮遊感  ★★★★☆
  • 爽快感  ★★★★★
  • スリル  ★★★☆☆
  • 乗り心地 ★★★★★

 

 

●基本情報

Roller Coaster DataBase参照↓

Fury 325 - Carowinds

 

公式POVはこちら↓

Official Fury 325 POV Video - YouTube

 

 

●レポート

まず初めに、325の読み方について。現地で聞く限りは「スリートゥーファイブ」が正しいようです(西暦年のように「スリートゥエンティーファイブ」とは読まない)。ちなみに「さんにいご」と呼ぶスタッフや来園者は一人もいませんでした(そりゃあそう)。

 


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エントランスのモニュメント。近未来モスキートなテーミングが施されています。

 



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海外コースター名物、ゴールデンチケット自慢。改めて見ると3年連続鉄製1位ってとんでもない記録ですよね。これから2019、2020…と看板を追加していってスペースに困るくらい1位の座を守り続けることを期待してしまいます。

 

 


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エントランスゲート。六角形のハニカム構造がこのコースターのテーマにすごく合ってますね。デジタルっぽさもあるし、自然界に多く存在する構造でもあるし。ファストレーンもありますが終日5分待ちなので使う必要がないです。

 

 


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座席はこちら。スチドラと同じタイプのバケットシートが4つ並んでいる様は壮観です。


ここで注意してほしいのは、ディスパッチにこだわるあまりスタッフがめちゃくちゃ急かしてくるという事。安全バーが上がりホームゲートが開いたと思ったらすぐ、5秒くらいで閉まってしまいます。そのせいで、降車していた少年がもたついていたのを待ってあげようと少し遅れて乗り込もうとした我々は、その数秒の間にゲートが閉じられ、その回に乗れないという珍事に巻き込まれてしまいました…。

 


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そんなこんなでやり切れない思いを残しつつ巻き上げへ。途中、中腹あたりでよく分からないアナウンスと共に巻き上げ速度が上がり、頂上付近でまた元の速度に戻るのが印象的。


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1stドロップは圧倒的滞空時間。流石、巻き上げ高さ世界一なだけあります。編成が短いので引きずり込まれ感はそれほどなし。

 

そしてドロップの底ではやや強めのGが。一瞬ティミりかけますがすぐに回復するのでノープロブレムです。

 

 


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それから折り返し地点まではとにかくスピーディ。特段印象深い挙動がある訳ではないものの、いやあったのかもしれませんが爽快すぎて何も考えられず、ただ全身に風を受け楽しんでいました。

 

 


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そしてやってくる、角度によってはト音記号に見えると評判の折り返し地点。実はフューリーの中では、巻き上げに次いで2番目に高い地点となります。バンクの大きい270°上りヘリックスをこなした後、そのバンクを維持したまま横向きにキャメルバックするのですが、ここではなんと体の横方向にエアタイムが発生します。

遠心力による雑味なども一切なくただただ純粋に横に浮くのが不思議。恐らくヘリックスを挟むことでしか再現することは出来ない挙動なのでしょう、予想を遥かに超える不思議な体験でした。

 


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直後、キャメルバックの間を90°バンクにしたようなコースを通過するのですが、ここでは横向きに浮くことはなく。ヘリックスを挟まないと浮かないことを証明するために作られたかのようなパートですね。

 


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続いてストレートなキャメルバック。ここの上り坂で、ブロックブレーキの代替措置なのかブレーキが一瞬かかり、体がつんのめる位明確に減速します。ここはマイナスポイントかな〜この後の浮きも弱くなるしな〜と思った矢先のキャメルバックでなんと、カワセミ3rdばりの激浮きが…!

ここがこのコースターで1番浮くポイントでした。ブレーキでつんのめった後に激しく浮くという体験もまた横浮きと同じくらいの衝撃体験。しかし翌日、似たような感覚をライトニングロッドの先頭で経験することになるのですが…。

 

 

その後はだだっ広い大半径ヘリックス(あんま面白くない)を通り、きれいな0Gを描くキャメルバックを2回こなしてブレーキ。

 



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ブレーキ後は駅舎に入るほんの手前までキッカーモーターが無く、位置エネルギーだけで戻っていきます。そのため駅舎までの動線は結構下り坂になっていて、カーブでは外側に乗るとそこそこの横Gを感じます。最後の最後まで楽しませてくれるあたりは流石3年連続王者。

 


●総評

やはり現コースターの王者である通り、最高のコースターでした。前半の爽快感は言わずもがな、折り返し地点の横浮き、ブレーキ後の激浮きといった不思議体験も味わい深く、いい意味でB&Mらしくない面白さが詰まっていました。

ただ、終盤の大半径ヘリックスがそんなに面白くないのが勿体無い…。フライトオブフィアーのラストのようにクイックイッと揺さぶる動きをつけても良かったでしょうし、最早ヘリックスにせず真っ直ぐブレーキに繋げても良かったかもしれません。全長2kmにするために付け足されたように見えますが、もう少し工夫の余地があったように思います。

それと、私は先頭に乗れていないので、また訪れる機会があり先頭に乗ることができれば、更に自己評価を上げることになるかもしれませんね。

ともかく、世界中にあるどのコースターとも異なる、カロウィンズでしか味わえないオンリーワンで最高峰の乗車体験ができたことを誇りに思います。